世界的アマゾン包囲網?

現在、アマゾンなどでの海外からのネット配信商品に消費税は掛けられていませんが
他企業からの「不公平」と言う声に応える形で、主にアマゾン狙い撃ちの目的で海外からの配信にも消費税を掛ける制度改正の動きがあります。
不公平なのはその通りかもしれませんが、このような改正、いち消費者としてはありがたみが全く無い話ではあります。

 

まあ、価格比較サイトなんかを見れば分かりますがアマゾンはそこそこ安定して安いけど決して「最安」と言うわけではなく、
商品の豊富さに様々な支払いに対応した利用の手軽さ、わりかし痒い所に手が届く顧客サービスと言った点で
流通の覇者になったわけですから消費税適用の効果のほどは不明ですけど。

 

しかしこのアマゾンをスナイプして排斥と言う流れは、決して日本だけの物ではないようです。
フランスで、従来の書店の保護を目的として、書籍を値引きして無料配送するのを禁止する法案と言うのが全会一致で可決・成立したのです。
と言ってもフランスは元々歴史的にアメリカをもの凄い勢いで敵視しているのと、割と直接的(と言うか露骨)な法律を作る傾向があるのとで
アメリカ企業代表みたいなアマゾンをピンポイントで爆撃するのはむしろ自然なような気がします。

 

外からやってきたアマゾンが流通革命を起こしその国の流通を掌握することにより元々いた企業がダメージ、
と言う例は世界中枚挙に暇が無いと思われるのでこの動きは果てしなく燃え広がる可能性をはらんでいます。