前から行きたかったおでん屋さんに行った
前から行きたかったおでん屋さんに行きました。
窓からこっそりのぞいたら、お客さんはいないようなので、これは幸いなのであった。
ドアを開けるとすぐに靴脱ぎになっていて、8人ほど座れるカウンターも、
奥のテーブルも掘りごたつ式。テーブルは継ぎ足して12、3人は座れそう。
「土曜日と予約のお客さんがあったときなんかは人を頼むのですけどね」という店主。
私と同年輩くらい(多分)の女の人なんだけど、基本的に一人でやっている、ということですね。
聞いたら「脱サラです」だって。結構カタい法人の「お局やってました」というんだけど、
やめて半年ほど前に店を出したらしい。ふーん。結構な決断だね。
「さすがに練り物はつくれないけど」というわけで、ほとんどが手作り。
私は基本の大根スジ豆腐しか食わなかったけど、巾着も餅とキノコ入りでおいしそうだったな。
汁は透明。多分昆布とカツオの、基本に忠実な出汁でした。
ほかにおばんざい風に大皿がカウンターに5皿ほど。
この日はゴーヤチャンプルーとかごぼうと鶏の炊いたのとか。
私はポテトサラダを注文。飲み屋らしい、少し濃い目の味付け。
酒は「今月の酒」と書いた紙がぶら下がっており、今月は「月不見の池」。
ビールを飲んだ後は、そいつをいただく。
ほんとは冷やが良かったのだけど、冷蔵庫で冷やしたのが出てきて、
まあ、この時期外で保管するのは、よほど売れる店でないと難しいだろうな。
で、お銚子2本。 客あしらいも料理も、いえば素人っぽいところが残るのですが、
そういうのが嫌いじゃない人にはおすすめです。会計2900円。まあ、安いでしょ。