ずっと支えてくれた夢

大体4年前からだろうか。何となく生きていた私にも、夢ができた。
 シンプルに見えるが、実際実現しようとすると、やはりあれこれ足りないところがあり、克服しなければいけない問題もあった。
それは環境の難であったり、自分自身との戦いもあった。
 夢があり、目標があったとしても、そこへ行く道がわかりきったわけでもなかったので、探し回らなければならなかったし、
間違った方向に進んでしまい、元通りになるのに余分な時間を使ったこともあった。
すでに備えられている道もあれば、時には力を振りしぼって切り開かなければならないときもあった。
 一歩ずつ目標に近づくのは楽しかった。醍醐味というか、彷徨い、途方にくれていたある瞬間、突然目の前にふと新しい世界が広がる、
その幸せはあまりにも言葉で言い切れないものだ。
自分の成長を感じながら、一休みをしたりするが、いつまでもそこにとどまるわけにはいかない。荷物をしょって、さあ再出発だ。
辛さ苦しさ承知の上、でもこれらが自分を強くしていく。
 私は実は意志も足りない、弱弱しい人でいつも現実を逃避しながらコソコソ生きていたようなものだが
その夢のおかげで、ずいぶんと変わった。困難を目の前にしても、以前のように「逃げたい」と思うより、
「この困難が夢を実現するきっかけになるんだ」と思い、力いっぱいぶつかっていく。新しいことに次々と挑戦したがる。
自分の欠点がわかってあまりにも恥ずかしくて辛いときも、「弱さがわかるから強くなれる」と思うことができるようになった。
 まだまだ、旅は続く。