プラスチックを食べる微生物のこと
最近、海外ニュースで見たのですが、海に浮かんだプラスチックを食べる微生物がいるそうです。
オーストラリア大学の海洋学者チームが発表したもので、
なんでも世界中の海を浮遊している数百万トンのプラスチック片を生物分解しているのだとか。
海に沈んでいるタイタニック号も、バクテリアのせいであと30年以内に分解してしまうかもしれないそうです。
また浮いているプラスチックを分解して細かくしているせいで、
海底土壌にプラスチックが沈んで環境汚染が起きているとか。
北太平洋が最も深刻でこれによる海洋汚染がどのようになるかはまだ不明だそうです。
汚染で魚が食べられなくなると嫌ですね。
それにしても海に浮かんでいるゴミを分解してくれるなら、これはありがたい微生物ですね。
海洋に限らず陸上でも有効なら、ペットボトルのようなプラスチック素材のゴミ処理問題を
一気に解決してくれるかもしれません。
うまくいけば各家庭にプラスチック処理用の微生物ボトルとか備えるようになるかも。
今のうちにこういう微生物研究をしている会社とかに投資しておくとよいかもしれません。
それはともかく、こういう微生物ってどうして存在しているのでしょうね?
たまたまそういう能力を持っている微生物が見つかっただけなのか、人間が海を汚してしまったせいで
微生物が環境に適応するために新種の微生物を生み出したのか。
プラスチックなんて人間が人工的に作ったものなのに、
それを分解してしまう能力を持っているなんて不思議ですね。