雨は好きじゃないけれど雨音は好き

子供の頃は、雨が降ってもそれほどいやではありませんでした。
傘をさいして長靴をはき、水溜りにざぶざぶ入りながら学校から帰るのは割と好きでした。
かたつむりが気持ちよさそうにしているところとか、
雨に濡れたあじさいを見るのもみずみずしくてとてもきれいだと思っていました。

 

しかし大人になるにつれて、雨が降ると憂鬱になるようになってきました。
傘を持っていかないといけないし、塗れると服をかさかさないといけません。

 

同じように、雪も子供の頃は降ると大はしゃぎでしたね。
雪が降ったら外に出たくなる方でした。
私の住んでいる地域は雪がほとんど振らないので、雪が降る日は特別な日という雰囲気がありました。

 

しかし大人になると、雪が降ると車が運転できないし買い物にもいけなくて不便だとしか思わなくなりました。
やはり大人と子供では考え方が変わってきてしまうものだなと思います。
なのにスキーに行った時は雪が少ないとがっかりしたりするから現金なものです。

 

今はそんなわけで雨は好きではありません。
洗濯物も乾かないし、ふとんも干せない上にジメジメしていて不快です。

 

でも雨音は好きなんです。
朝、雨音で目が覚めるととても落ち着いた気持ちになります。
ただ、出かける予定の日は雨が振っていることがわかるととたんに面倒くさくなります。

 

大人になるということは現実的になるものだとつくづく思います。
損得勘定が湧いてくるともいえますね。
なかなか純粋な気持ちで雨や雪を受け入れることは難しいです。