きれいなものを見る目、おいしい魚を見る目

最近ドハマりしているメニューがバタートースト。
九州の片田舎から上京して2ヶ月が経ち、貯金も底を尽き始め、いよいよ食費も切り詰めなければ!
と思っていた矢先に出合ったメニューです。
安くて美味しいのが何よりの魅力!作り方は、熱したフライパンにマーガリンをたっぷり敷いて、そこへ食パンをダイブ!
両面カリカリになるまで焼いた食パンはドボーンと砂糖の海へ。
たっぷりと白い衣をまとったら完成です!職場にはこのバタートーストを2枚持って行き、昼食にしています。
 上京して感じたことですが、東京は地元と比べてモノの単価が高い!
だから地元では不自由なく購入できていたものが購入できないこともしばしば。
けれどその分スーパーやデパートには、日本全国から選りすぐりの、
見た目にも美しい料理や食材が所狭しと並んでおり、出かける度にきれいだなと素直に思います。
きっと綺麗なモノを見る目は東京の人にはかなわないなと思います。京都を訪れた際にも同じように感じました。
 けれど、田舎には田舎の目があるなとも思います。
私の地元は北海道に次いで漁獲高が全国2位。
だから100円の回転ずしさえも、高級寿司店の味に勝るとも劣らない味で売っています。
県民の肥えた舌は美味しい魚を知っています。

以前東京から私の地元を訪れた友人が、どこの魚料理店に入っても外れがほとんどないのが羨ましいと話してくれました。

私の田舎の人たちは、美味しい魚を選ぶ目を持っているようです。
東京の人が私の地元の食材で料理をしてくれたなら、
きっと見た目にも鮮やかで美味しいものができるのだろうなと、バタートーストをかじりながら想像してしまいました。